2007年11月4日日曜日

声優の富坂晶さんが引退されるそうです

声優の富坂晶さんが、引退されるそうです。

私にとっては、富坂さんといえば、何といってもRed Gardenのケイト=アシュレイでした。Red Garden本編はもちろんのこと、OVAのDead Girlsも大好きで、よく見ておりましたところで知ったこのニュース。実は、先日Red Gardenのメインキャストのみなさんのサイン入り台本を、とあるキャンペーンでゲットしたのですが、これはがぜん家宝度が上がりました。

Wikipediaによりますと、富坂さんは沖縄のご出身だそうです。沖縄というと、以前、社会学者の宮台真司氏が、「沖縄では離婚率が高いが、それは帰るべき家と、それを包含する門中という共同体があるからだ」というような趣旨のことを仰っていたことが思い出されます。東京ー地方という二項対立図式には辟易していますが、帰るべきふるさとがあることは、大変素晴しいことだと思います。

それにしましても、声優をはじめ、アニメの監督やアニメーター、はたまたミュージシャン等のクリエイターというのは、作品を後世に残すことができてうらやましいですね。それにより、ずっと先まで人々を魅了することができるのですから。

作品を後世に残すという観点からは、デジタルデーターとして残すよりも、なんらかのメディアに化体させて残すことの方が優れているように思います。メディアに残した方が、時間が経ち、人々の興味をそれほど惹きつけないような状況下では、物質としてアクセス可能なことは、デジタルデーターとしてのみ存在する場合と比較して、より大きなメリットであるのではないでしょうか。となると、そのような行為を勧奨するインセンティブは必要になるわけですが、それって、現在、文化庁で審議されているようなことで対応できるのでしょうか。

ちょっと疑問ですね。