2008年6月5日木曜日

Logic日記2:Guitar Amp Proで遊ぶ

2回目です。とりあえずギターのプリセットを全部試してみました。マルチエフェクターを購入して最初にイジるときにも同じようなことをよく思うのですが、「これ、使える?」というようなプリセットが多いような気が。もちろん、そこから手を入れて使える音にしましょうね、ということなのでしょうが、度を越したような元ネタだと、あまりそういう気にはなりません。結局のところ、無難な音をチョロっとイジっておしまい、というパターンが多いのです。もちろん、私の音楽の趣味のせいもあるのでしょうが。

さて、プリセットの中で気に入ったのは、「Electric Guitar > Crunch(Dry) > Combo Ground」です。ヘッドフォンでモニターしていると、なんとも生っぽい音で、リハーサルスタジオで大きなアンプでギターを鳴らしたような感覚になります。ちょっと弾いてみました。

ギターサンプル01

セッティングはこんな感じです。



つづく。

2008年6月2日月曜日

Logic日記1:インストール~音出し

Logic Express8を購入しました。何はともあれ、まずはインストール。

意外に時間がかかります。インストーラーの進捗を見ていると、アプリケーション本体以外にも、UltrabeatやEXSのライブラリーもインストールしている模様。しかし、GarageBand関連のファイルもインストールしているのは何故でしょう。GarageBandしか使っていないときに、追加音源等はインストールしたはずなのですが・・・。

とりあえず、インストール完了。再起動は必要ないようです。早速起動。「ギター・トーン・セレクション」なるものがあるので、ギタリストとしては是非試してみたいところ。



しかし、音が出ません。GarageBandでは問題なく出ていたのに。試行錯誤してみるも、よくわかりません。あきらめて新規プロジェクトを作成。なんとか音が出ました。とりあえず、ギターの音が色々出せます。GarageBandのセッティングにもLogicからアクセスできますが、同じものとは思えないほど音が違うような・・・。

今日はここまで。

2008年4月27日日曜日

批判と賛同の非対称性

ある言説に対してなされた賛同に対して批判をするときに、批判をする側はコンテクストの拡張をしていることに無自覚であることが多いように思われます。ブログの記事を例にとれば、これに対する賛同への批判は、例えば当該ブログオーナーの他の記事においてなされた言説であれば、当該記事とはおよそ無関係な言説であっても、批判の対象とすることにより、当該賛同への批判とするといったような。

全くコンテクストを無視した言説は到底受け入れがたいものでありますが、自らのなす全ての言説に対して無矛盾たれというのは、議論の不経済をもたらすように思われます。内容は問わないから、とにかく誰かと論争(?)をしたい、というのであれば別ですが、やはり何らかの妥当な解決を求めてなされるのが議論であると私は考えますので、議論をするための土台、プラットフォームを全く意識しないで批判をしていても仕方がないと思うのです。

もちろん、何について議論をしているのか、ということを明確に設定するのが議論の開始者の役割でしょうから、その設定が恣意的になされているということについての批判は正当です。しかし、そこにある程度の価値判断が入りこむのは仕方のないことですから、それ自体を批判したいのであれば、また新たな議論を持ちかけるか、余程の技術をもってなされる議論内部からの根本的な批判が必要だと思われます。

それにしても、炎上というのは不経済な現象です。正当な批判があっても、その20倍の量の不当な批判があっては、まさに玉石混淆。ブログのオーナーも読み手も、その全てに目を通せと要求されるのはつらいものがありますね。

2008年4月25日金曜日

Favgr始めました

Favgrというサービスに登録してみました(私のページはMusic 2.0です)。

以前より、Music 2.0についてのニュースを集めてサイトを作りたいとの思いはあったのですが、生来の面倒くさがりには、ブログを作って気になった記事のリンクを貼っていくという作業は敷居が高すぎました。

自らのdel.icio.usのページを見てもらえばいいではないか、との考えもあったのですが、Music 2.0的話題以外のものもブックマークしているため、帯に短し、襷に長しという感じ。

そこに登場したFavgrは正に私が求めていたものでした。なにより、すぐに自分のソーシャルニュースサイトを構築できるのがすばらしい。私の場合は、サービスへの登録から10分もかかりませんでした。RSSにもバッチリ対応。これだけ良いものがあれば、ものぐさ管理人にもモチベーションを保つことができそうです。

2007年11月24日土曜日

「豆腐を豆腐屋で買う」ことを意味のあるものにするために

文化系トークラジオLifeのトークイベントでの内容でちょっと気になったところ(Part4)があったので、少し書いてみたいと思います。

私が気になったのは、森山裕之さんの「豆腐を豆腐屋で買う」という発言。詳しくは当該Podcastを聴いていただきたいのですが、森山さんは、「小文字の政治」を指向していらっしゃるようです。すなわち、大袈裟な政治運動等をしなくても、身近なところから社会を変えていけるだろうとのお考え。

それに賛同するかたちで、柳瀬博一さんが、民主政のプロセスがうまく働いたことがない日本では、消費ドリブンでしか社会は変えられないと、ヤマト運輸の成功例を挙げていらっしゃいました。

私は、この消費ドリブンで社会を変えていくことというのが、素朴な意味で使われているのだとしたら、あまり賢明なことだとは思いません。

斎藤哲也さんは、「豆腐を豆腐屋で買う」ことには、環境運動に通じるものがあるとおっしゃっていました。さらにつっこんだ発言はされませんでしたが、この斎藤さんの発言の含意は、大変意地悪な考え方をすれば、「身の回りのことについて少しだけ、しかも自分に大した不都合もないように行動することで、政治的な活動をした気になって溜飲を下げて、本質的な問題にはタッチしないための逃げ口上になっている場合がある」ということではないでしょうか。

たしかに、消費ドリブンで社会を変えることは全くあり得ないとは言いません。しかし、そこには権力への視線が欠けてはいないでしょうか。庶民からの消費行動を通じた突き上げが一定のパワーになっていったとしても、それが現実化する直前でちゃぶ台をひっくり返すことができるのが権力であり、政治の力だと私は考えています。

柳瀬博一さんは、消費ドリブンで社会が変っていくことは、ヤマト運輸の例には限られず、たとえば中国でも同様なことが起きていると発言され、それにはcharlieも同意されていましたが、未来について考えるのであれば、高度に成長中の中国と、ある種の停滞期にある日本を同列に語ることはできないのではないでしょうか。変革の蓋然性の高さが、中国と日本では異なると思われてなりません。そうだとすると、消費ドリブンな政治変革のプロセスを、アジアの根本原理になり得るとするのは単純に過ぎると思います。

もちろん、私も消費が一種の投票行動であり、「賢い消費者」が結集すれば、社会的なインパクトを行使できるということには賛成します。しかし、ここぞというときに、既存の権力、政治の力によって潰されてしまうことがある以上、「豆腐を豆腐屋で買うこと」を政治的なインパクトのあるものにするためには、やはり「大文字の政治」に関与せざるを得ないのです。

私自身は、およそこの世の全ての出来事は政治的色彩を帯びていると考えていますが、この考えに反対の方もいらっしゃるでしょうし、そうではなくとも、政治になんて無関心な方もいらっしゃるでしょう。無関心でいる自由を侵すことはできませんが、しかし、政治的な活動として「豆腐を豆腐屋で買う」ことを挙げることには、やはり反対の意を表したくなります。先に挙げましたように、単なる逃げ口上に思えてならないからです。

「豆腐を豆腐屋で買う」ことを意味のあるものにするのであれば、政治的な活動は欠かせません。「小文字の政治」は「大文字の政治」があってはじめて、意味のあるものになるのです。

余談:

私の消費者としての行動指針の一つは、某運輸のサービスは極力使わない、というものです。少くとも私の経験上、よろしくないサービスしか提供されたことがないからです。

2007年11月4日日曜日

民主党の小沢代表が辞意を表明

小沢氏の会見の要旨。時間のある方は、直接映像をご覧になることをおすすめします(民主党の当該動画ページビデオニュース・ドットコムのプレスクラブ)。

福田首相から持ちかけられた連立構想をめぐり、政治的混乱を招いたことについて、党の内外に対するけじめとして辞職願いを提出した。

1.11/2会談にて、福田総理は、自民民主両党の重要政策実現のため、小沢氏に連立政権樹立を要請するとともに、安全保障政策について、重大な政策転換を決断した。

(政策転換の内容)
1-1: 国際平和協力に対する自衛隊の海外派遣は、国連安保理/総会の決議を根拠とする国連の活動に限定(=特定の国の軍事作戦に参加しない)。

1-2: 連立政権が樹立するなら、新テロ特措法案の成立にはこだわらない。

これらの福田氏の確約事項は、これまでのわが国の無原則な安保政策を根本から転換し、国際平和協力の原則を確立するものであるだけに、それだけで政策協議を開始するに値すると判断した。

2.参議院選挙で公約した、年金改革、子育て支援、農業再生等の法案が成立しないので、政策協力をする中で、これらを現実に実行することが可能になるとの思いがあった。

3.今の民主党では、次の総選挙での勝利は厳しい情勢にあるが、連立により政権の一翼を担い公約を実行すれば、政権運営の実績を国民に示すことで、国民の理解を得られ、それは民主党政権を実現する近道であると判断した。これは、かねてより希望してきた二大政党制の実現を早めるものだと考えている。

4.以上に基づき、2日夜の党役員会にて、福田総理の方針を説明し、政策協議を始めるべきではないかと提案したが、認められず、それは自分への不信任に等しいと考え、党首としてけじめをつける必要があると判断した。

(党首会談に関する報道について)
党首会談をよびかけたのは自分自身であるとか、大連立を持ちかけたのは自分自身であるとかいう報道は全くの事実無根。党首会談および会談にいたるまでの経緯と内容について、自分はもちろん、秘書等も、どの報道機関からも取材を受けたことはなく、その申し入れもなかった。


過去においてはともかく、現時点での小沢氏は、リアリストであるように思います。

国民の生活重視の公約をかかげて参議院選挙で勝利した > 公約を実現させて実績を作り、総選挙でも勝利する > 民主党政権誕生

という、とてもわかりやすいロードマップを頭のなかに描いていたのではないでしょうか。そして、それが民主党の役員達の理解を得られなかった。

小沢氏の会見を見て、率直に思ったことは、「なぜ、民主党の役員達は、自民党との政策協議を拒否したのか。」ということです。新聞の「関係者」がうんぬんではなく、役員の方々にきいてみたいものです。

声優の富坂晶さんが引退されるそうです

声優の富坂晶さんが、引退されるそうです。

私にとっては、富坂さんといえば、何といってもRed Gardenのケイト=アシュレイでした。Red Garden本編はもちろんのこと、OVAのDead Girlsも大好きで、よく見ておりましたところで知ったこのニュース。実は、先日Red Gardenのメインキャストのみなさんのサイン入り台本を、とあるキャンペーンでゲットしたのですが、これはがぜん家宝度が上がりました。

Wikipediaによりますと、富坂さんは沖縄のご出身だそうです。沖縄というと、以前、社会学者の宮台真司氏が、「沖縄では離婚率が高いが、それは帰るべき家と、それを包含する門中という共同体があるからだ」というような趣旨のことを仰っていたことが思い出されます。東京ー地方という二項対立図式には辟易していますが、帰るべきふるさとがあることは、大変素晴しいことだと思います。

それにしましても、声優をはじめ、アニメの監督やアニメーター、はたまたミュージシャン等のクリエイターというのは、作品を後世に残すことができてうらやましいですね。それにより、ずっと先まで人々を魅了することができるのですから。

作品を後世に残すという観点からは、デジタルデーターとして残すよりも、なんらかのメディアに化体させて残すことの方が優れているように思います。メディアに残した方が、時間が経ち、人々の興味をそれほど惹きつけないような状況下では、物質としてアクセス可能なことは、デジタルデーターとしてのみ存在する場合と比較して、より大きなメリットであるのではないでしょうか。となると、そのような行為を勧奨するインセンティブは必要になるわけですが、それって、現在、文化庁で審議されているようなことで対応できるのでしょうか。

ちょっと疑問ですね。